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レディースファーストの国 アメリカ
「After you please(お先にどうぞ)」
アメリカと日本での習慣の違いに戸惑うことがありますが、その中の一つにエレベーターの乗り降りと、建物の出入り口での譲り合い。
エレベーターの前に、何人か待っている人がいる場合、エレベーターが来ると一番前で待っている人が、外からドアが閉まらないように手でおさえ
"After you (please)."
と言って、後ろの人々を乗せてくれます。
もちろん、笑顔で。
また、建物の出入り口から出入りする際にも、自分はドアを押さえ、後ろから来る人を先に入れてあげる、もしくは、自分が先に入っても、後ろの人のためにドアをあけた状態で押さえてあげる、といった相手を思いやる習慣があります。
見ず知らずのが、前で自分のためにドアを押さえ、笑顔で「お先にどうぞ」と、自分を先に入れてくれる。
このような体験は、その国を訪れた外国人である私にとっては感動的でした。
日本を訪れたことのあるアメリカ人女性の知人に、日本での体験談を聞いたことがあります。
その中で、この習慣に関しての話になったのですが、日本で彼女がある店に入ろうとした時、彼女の前を男性が入っていったので、当然、その人がドアを押さえてくれるものとばかり思っていたところ、その男性は後ろを振り向きもせずに建物に入ったらしいのです。
彼女は数歩遅れてドアのところに通りかかったのもですから、ちょうど目の前にバタンとドアがぶつかってきて、あぶなくドアに鼻が当たりそうになったらしいのです。
何度かそのような経験をして 「この国では、男性がドアを開けて女性を先に入れてくれる習慣がない!」 ことが分かったといいます。
当たりまえのように、後ろから人のためにドアを押さえ、笑顔で "After you" と言って先に入れてあげる。
アメリカ生活で、私にもこのような習慣が身につくまで、それほど時間を要しませんでした。 笑顔で 「After you please.」 と後ろの人を先にいれてあげ 相手は笑顔で 「Thank you.」 と言って挨拶を交わす。
たった、それだけのことが、その一日を素敵な日にしてくれるものです。
日本では、電車内での席の譲り合いのことが、しばしば話題になります。 「高齢者がいても、誰も席を譲ろうとしない!」 となげく人がいます。
譲らない人には、 せっかくとった席を譲るのは嫌だ、 疲れているから立ちたくない、 といった理由があるでしょうが、 その他に、 譲りたい気持ちはあるのだが、席を譲るという行動が習慣として身についていないために、いざという時に行動が伴わない、といことも理由の一つかも知れません。
人に喜んでもらえる、ちょっとした行動が、相手の、そして自分の一日を幸せにしてくれる。 ちょっとした、プチ幸せを得られる行動を実行することが、一日一日を心豊かなものにしてくれる。 それは、私がアメリカ生活から学んだ哲学でした。
日々の生活がつまらない、 人間関係がうまくいかない、
そんな風に感じている方、 ちょっとしことでいいんです、 誰かが喜んでくれることを実行してみてください。
空気のよどんだような日々に、 きっと、心地よい風が吹き込んでくるはずです。