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アメリカ車のセキュリティーアラーム
私が住んでいたロスアンゼルスでは、殆どの車にセキュリティーアラームが付いており、このアラームについてのエピソードだけでも、何ページが書けるほど。
私が使用していた車にも当然ついていました。
ある日の、出勤前にカフェによって車から降りようとしたところ、何の操作を間違えたのが突然私の車のセキュリティーアラームが
「パオ!パオ!パオ!」と、けたたましい音。
その音は救急車よりも多少低いくらいでしょうか。
驚きました。 心臓を吐き出だしそうになりました。
どうやって止めたらいいのか分からず、心の中で
「Help me! Help me」と叫びながら本当に泣きたくなったのを覚えています。
音や振動に反応する車が多く、ドアを閉めた音に感知して鳴る車もあります。
ある日、真っ赤なポルシェの横に駐車した時のこと。
ドアをバタンと閉めたら、
「ピ~ッ!ピキョロピキョロ、ピ~ッ!ピキョロピキョロ! パオパオ、ピ~ッツ!」と鳴り出したのです。
まるで鳴き声の珍しい鳥が、救急車と同じくらいの音量で鳴いているような感じです。
私は一瞬
「(やばい!窃盗犯と間違われたらどうしよう!)」
努めて極力平静を装いながらも、周囲をキョロキョロ。
「(俺、盗難に失敗して現場を離れる窃盗犯に見えるかな。警察来ないだろうなあ)」と、ハラハラドキドキ。
スポーツカーと言えば、こんなおもしろい警告がありました。
真っ赤なランボルギーニカウンタック。
「かっこいい!」 中はどうなってるんだろうと思い近寄ったところ
"step back! step back!(さがれ!さがれ!)"
「えっ!車がしゃべる」
車から発せられた警告でした。
「へえ~」と感心していた瞬間
"If you don't step back within 10 seconds, alarm will go off.(10秒以内に下がらなければ、アラームが鳴ります)"
と言うわけです。
すると今度は
"Ten,nine,eight,seven..."
なんと、カウントを数え始めたのです。
「ホヒョ~!これはおもしろい!」と感心していたものの、さすがに
"Five,four..."
とゼロに近づくにつれ、
「まずい!」 と思って反射的に車から離れたところ
"Thank you(ありがとう)"
ですって。
あまりの面白さに、私は周囲の目も忘れ、この動作を何度か繰り返していました。
絶対不審者に思われていたか、世間知らずのアジア人とあきれられていたことでしょう。
警察が来なかったところを見ると、後者の方ですね。
そこで、あなたへの質問。
仮に、深夜のアメリカで、自分の車のアラームが鳴っていたらどうするべきか。
答えは
あわてて、車に駆け寄って行かないこと。
車よりも、自分の身の安全が優先だからです。
上記のように、ちょっとした何かの反応でアラームが鳴ることは日常茶飯事。
また、仮に本当に車の盗難にあっているとした場合、窃盗犯に近寄ることは、車だけでなく自分の身を危険にさらすことになります。