Hiro's オンライン英会話レッスン
徹底したプライベートコーチングで
初級、中級の壁を乗り越える
徹底したコーチングであなたの夢をかなえます!
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反訳トレーニングを始めてから、学習量が劇的に増える方は珍しくありません。
今日はその中の受講生様のお一人についてお話ししましょう。 ここではMさんとして紹介させていただきます。
最近、初のお孫さんが誕生し、家事を行いながら会社で事務職もこなしていらっしゃいます。
決して時間に余裕があるとは言えません。
Mさんが初めての私のレッスンを受けたのは2020年の4月です。 自己紹介を含め10分の会話をするのが精一杯でした。
1年が経過する今では新聞から興味のある記事を簡単に英語にまとめてレッスンで発表しています。
さてMさんがこの1年間で、学習内容と学習量にどのような変化が生じたかを、できるだけ具体的にお伝えしたいと思います。きっと皆さんの学習の参考になるとおもいます。
まず、私のレッスンの受講する前のMさんの学習内容はどうであったかというと、ばくぜんと英語の教科書を読む、また英語を聞き流すといった感じでした。
多くの英語学習者が同じような方法で英語を勉強していますが、この学習方法を1年続けたとしても、大きな成果を得ることは難しいですね。
Mさんが私のレッスンを開始してすぐ、反訳トレーニング(瞬間英作文)を始めていただきました。
初めに使った教科書は「英検準2級 出る単で最短合格!単熟語EX」です。我々は「出る単」と呼んでいます。
1ページ目に出てくる単語と例文は次のようなものです。
1. expensive 高価な
The concert tickets were quite expensive. そのコンサートチケットはかなり高かった。
2. move 引っ越す、~を動かす
Our company moved to Osaka. 私たちの会社は大阪に引っ越した。
この程度のレベルの単語と例文が1ページに10例文あります。
Mさんが反訳を開始したのが2020年の4月です。
1ページ10例文の反訳を50秒以内で出来ることを目標に取り組んでいただきました。
平均すると20分から30分の練習時間で10例文の反訳ができました。
覚えたのち、同じページを毎日、50秒以内で出来るようになるまで練習したところ5日から7日以内には1回目で目標を達成することができました。
つまり、1回目で10例文を50秒以内で反訳が出来るようになったということです。
その後同じように1日10例文を新に同様に覚えてゆきました。
開始後から約3週間で10ページ、それぞれ目標時間で反訳が出来るようになりました。
その段階で今度は1ページ毎ではなく、100例文を通しで一気に反訳する方法に変えました。
そうしたところ通しでの反訳が10分以内で出来るようになっていました。
この学習ペースは取り組む際の本と学習者のレベルのギャップがどれくらいあるかによって大きく異なりますが、目安としては30分から40分程度で10例文を50秒から1分程度で反訳ができるようになることとしています。
後は全く同じ方法でシステマティックにこの学習を続けてゆきました。
その結果、開始から9か月経過した今年の1月、1冊に収録されている全1,256例文を完走しすべての例文の反訳が可能になりました。
平均すると1日当たり5例文を覚えた計算になります。 もちろんすでに覚えたものを常に反訳できる状態を維持しながらです。
実は、この出る単の反訳を始めてから3か月が経過したあたりで、だいぶ順調に進んでいたのと、本人も反訳トレーニングがとても楽しいと言っていたので反訳用の教科書を1冊増やしました。
それは「文で覚える単熟語準2級レベル」略して文単という教科書です。
初めにお話しした単語本「出る単」と違うのは、文単の場合100単語程度から構成されているパッセージです。
1ページ目は次のような内容です。
タイトル「国際教育の授業」
私たちの学校は国際教育と呼ばれる新しい科目を導入しました。
Our school has introduced a new subject called International Studies.
私はこの授業を受けるのが非常に楽しみです。
I'm very excited to be in this class.
私たちは外国のことを学び、私たちが共有しているものについて学習します。
We will learn about other countries and what we have in common.
全体の量は今読み上げた文の3倍ほどです。 ゆっくり音読して60秒程度の長さです。
Mさんはこの文単を初めてCDで聞いた時、理解できたのは10%程度でした。
読むと8割程度理解できていたので、まだ英語に耳が慣れておらず、語順通りに英語を理解するスキルが低かったと言えます。
この反訳に取り掛かった際、1つのパッセージの反訳目標時間をCDの長さに60秒を加えた時間に設定しました。
目標を達成するまでにかかった時間は約40分程度です。
後は出る単同様、出来るようになった個所は毎日練習し、少しずつ新しいパッセージに取り組んでゆきました。
さて、そのMさんが今、一日にどれくらいの学習を行っているかというと、出る単の反訳を400から500例文。
それにかかる時間は40分前後。文単の1パッセージを1分前後で反訳できるので、8パッセージを10分程度。
つまり、1時間程度の学習で500例文と8パッセージの反訳が出来ているということです。
文単の教科書には80のパッセージが収録されています。もしこれをすべて覚えてしまえ1時間の学習の中で、40分で出る単の例文500、20分で文単20パッセージの反訳トレーニングが可能になります。
それに加えて空いた時間をさらに新しいものを覚える時間に割いてゆきます。
つい最近、Mさんには新たな教材を加えて取り組んでいただいています。それは「英検2級の面接試験」用のテキストです。
3コマ漫画を見ながら状況を説明する学習です。
この学習をすることで、様々な状況を英語で説明するスキルがあがります。
これらの学習をほぼ毎日行って、英会話力が上がらないはずがありません。現に、Mさんは今では気になったニュースを簡単な英語にしてレッスンで発表することもあります。
初めて英語で話をする内容のものは苦労する場面も多々ありますが、英語で話せる内容は劇的に増えています。
ちなみに初回のレッスンで10分程度もまともに英語で話せなかったMさんが初めて50分のレッスンを通して英語だけで話せたのは7カ月後です。
ここまで出来るようになると、反訳も楽しくなり常にモチベーションが上がった状態が維持されます。
学習効果が数か月後に会話力の上達という結果に表れるので、日々の反訳トレーニングにさらに力が入るようになります。
反訳トレーングは種まきと、種への水やりのようなものです。数か月後に必ず実って結果がでます。実のなることが約束されると、種まきと水やり作業が楽しくなります。
反訳トレーニングにはまる人が多いのはそのせいです。
私のレッスンで反訳トレーニングを始めた人の多くの方がこの学習にはまり、Mさんのように学習量が劇的に増えています。
英会話力を身に着けるには、やるべきことがたくさんあるために英語学習者は何から手を付けどうやって進めてゆけばよいか度惑うわけです。
私の経験からお伝えできるのは、まずは学習の軸となるもの何か一つ決めて、それを結果がでるまで毎日継続して行うということです。
"Don't judge each day by the harvest you reap but rather by the seeds you plant"
「どれだけ収穫があったかというよりも、どれだけ種まきをしたかで一日を一日を評価しなさい」Robert Louis Stevensonロバート・ルイス・スティーヴンソン
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反訳トレーニング例文集(瞬間和文英訳)
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