ネイティブと英会話をする際に使えるテクニック

ネイティブとの英会話にこのテクニックを使うと会話が続く

英語の初級レベル者でもネイティブと英語で会話をすることができますが、その際に相手の土俵に上がろうとするのではなく、こちらの土俵まで降りてもらうことが必要です。 子供と大人が会話をする際に、大人が子供のレベルに合わせて話をするのと同じです。

もし大人の知識を持ち、小学生レベルの日本語しか知らない外国人が、下記の内容を日本語で話さなければならないと仮定しましょう。

「日本の政治家は所有している土地を担保に入れ、銀行からの融資によって得た資金を株式投資にまわし、その後の土地価格や株価上昇後にそれらを売却し利ざやを得る」

じつは、この話は私が英語初級レベルだったころにネイティブの講師に英語で説明したものですが、(数十年も昔の政治家が行ったと言われていた、政治資金調達法の一つでした)私は、この中で「所有・担保・融資・資金・株式投資にまわす・利ざや」などの英語が分かりませんでした。

ここでは私の言わんとすることを分かりやすくするために、日本語を学習している外国人が簡単な日本語を使って説明した場合のことを想定して説明します。 さて、これらの単語が分からないために下記のように簡単な単語に置き換えて話しをしてみましょう。

所有→持っている
担保→銀行に次のように言う「私は土地を持っている。だからお金を貸してほしい」
融資→貸す
資金→お金
上昇→上がる
売却→売る
株式投資にまわす→株を買う
利ざや→利益(これも分からないので)→儲ける(これも分からない場合)→お金ゲットする

さて、日本語の初級レベルの外国人が簡単な日本語を使って説明したらどうでしょう。

「日本の政治家、土地もっています。そして銀行に行ってこう言います。私土地持っています、だからお金貸してください。その政治家、お金を借りて、株を買います。 その後、土地と株、値段上がります。売ります。お金ゲットしますね」
と、ここまで話ができれば、オリジナルの日本語の内容の大部分が伝わります。

テクニックというほど大げさなものではないかもしれませんが、英語での会話をスムーズに行うためには絶対に欠かせないことなのです。 私がこれまで初級者と英会話をしてきて気がついた点の一つは、同じ初級レベルの英語学習者でも日本語の語彙力が豊富な人ほど、いざ英語になった場合に無言になってしまうことが多くなる、ということです。それは、難しい日本語をそのまま英語にしようとするからで、時には当てはまる英語を知らないにもかかわらず、ずっと考え込んでしまうこともあります。

実は、当時私が「担保」という言葉を知らずに
「そして銀行、行って言います。私土地持っています、だからお金貸してください」を英語で
And he go bank and say, "I have land, so please lend me money."
(このように、当時は三単現のsも冠詞のaも分からないレベルでした)
と言った時、ネイティブ講師は次のように返してきたのです。
Oh,you mean he wanted to use his land as collateral.
「ああ、君が言いたいのは、彼は彼の土地を担保として使いたかった、ということだね」

さて、いかがでしょうか。
私の言った言葉に対してネイティブ講師は「担保」の適切な英語をおしえてくれたのです。

このようにして私はネイティブと簡単な単語を使って会話をしていたのです。
このテクニックを覚えてしまえば、英語での会話がぐっと楽になります。
新聞記事に書いてあることでも、このテクニックを使うことでかなりの部分を英語で話せるのです。

例えば
帰還する→帰ってくる 
放火する→火を置く、家の外、誰か、マッチ(もしくはライター)、火、+身ぶりで、聞き手は砲放火を連想できます。
殺害→殺す
自動車事故→車と車(もしくは人)ぶつかる
消費者→人、お金使う
娯楽→楽しむ
親戚→親の兄弟たち等
いとこ→親の兄弟の子供

一種の連想ゲームといえます。 自分が言いたい日本語に適した英語が分からない場合、この連想ゲームのように答えを引き出すための英語を相手に送れば良いのです。これもテクニックの一つと言えます。

「相手の土俵に上がろうとせずに、相手に自分の土俵に降りてもらう」という意味が分かっていただけたでしょうか。
実は、この方法は我々が母国語を身につける時と同じ方法なのです。
つまり、語学力を身につける上で誰もが行っていること(テクニック)なのです。

このテクニックを使うことで、英語を話す書く能力が飛躍的に向上します。 あとは、並行して文法の理解を深め、英語の本を読む、CDを聞く、英作文を書く作業を繰り返すことで、さらに語彙力や英語表現力がレベルアップします。