でも、buyの場合はto人の形は用いらないで
My father bought me a watch.と言います。(第4文型)
では、デパートにはお父さんが一人でいるとします。
今日は「僕」の誕生日。
「僕」に時計をプレゼントするためにお父さんはデパートで時計を買いました。
My father bought a watch for me.
この場合、買った時計を「僕」に渡したかどうかは不確かです。
東京へ行く・東京へ向かう
The train went to Tokyo.(その電車は東京へ行った)東京へ着いた。
The train left for Tokyo.(その電車は東京へ向かって出発した)東京へは着いていない。
This train is bound for Tokyo.(この電車は東京行きです)東京へはまだ着いていない。
Everyone is nice to me.を日訳すると
1)みんな僕に親切にしてくれます。
2)皆、僕のために親切にしてくれます。
のように(2)でもOKかな、と思えますね。これが日本語のあいまい性、許容性が英語を学習する際にもたらす混乱です。
でも、「僕」に対して親切にしてくれるのであれば、厳密に言うと(1)のほうが正解ですよね。
ですから
I teach English to children.
となります。
ここでつまずく人は英語が原因ではなく日本語の「~のために」という言葉に引っ掛かっているわけです。
これは日本人が英語を学習する際によくつまずくところです。
あいまいな日本語を直接英語にしようとするから理解できないことが出てくるのです。
でも、次の場合はどうでしょう。
「私は彼女のために子供たちに英語を教えました」
英語教師の「彼女」がある日風邪で寝込み「私」に対して、彼女の代りに子供たちに教えてほしいと頼んできました。
つまり、「彼女のために」教えるは、彼女に対して直接教えるわけではありませんね。
ですから、第4文型を用いて
I taught children English for her today.
と言えるわけです。
あるサイトを見ていて下記のようなためになる説明がありました。
happy birthday to you は、なぜ happy birthday for you ではないのか
これはもともと、I wish happy birthday to you.です。
「あなたに幸せな誕生日が訪れることを願う」という意味です。
「あなたのために幸せな誕生日を願う」ではありません。
wish は wish ~ to … の形を取ります。