メソッドは完ぺきではないが、自分の学習メソッドを信じることができなければ心が折れる
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英語から直訳した日本語文を使って英語に反訳すると、面白いほど簡単に英語にできます。
私のレッスンで生徒様に使っているただいている反訳用の教科書に、Japan Times出版の「出る順で最短合格単熟語」があります。
ここではその英検2級の教科書の文を例にあげて説明します。
次の文をご覧ください。
「サルの中には非常に長い尻尾を持つものがいる」
さて、この日本語文を英語にしようとすると、まず学習者が戸惑うのは主語と動詞が何であるかという点です。 この日本語の動詞は「いる」になっています。
~がある、いる、というと、すぐにThere is/areがまず頭に浮かぶことでしょう。
でも、この英語は次のような文になっています。
Some monkeys have really long tails.
「サルの中には非常に長い尻尾を持つものがいる」
という日本語とは開きがあり、反訳する際に苦労します。
~なものがいる、とhaveという動詞は結びにくいですよね。
この文はまだ短いのでそれほど難しくはありませんが、この文より2倍3倍の長さになると、何十回練習しても中々反訳ができないハードルの高いものとなります。
そこで、そのハードルを下げてくれるのが和文直訳スラッシュ―リーディングです。
できるだけ短い意味の塊ごとにスラッシュで区切り、英語を頭から訳す方法です。
この英語を英語の語順で直訳すると次のようになります。
Some monkeys あるサルたちはhave持っている really long tails. とても長い尻尾を
あるサルたちはもっている/とても長い尻尾を。
Some monkeys have really long tails.
いかがでしょうか、だいぶ楽になりませんか。
そして、直訳文で反訳ができるようになったら原文の日本語から反訳を行います。
その際、日本語にSとVのように基本文型の記号を付けてあげることでより楽に反訳ができます。
(S)サルの中には(O)非常に長い尻尾を(V)持つものがいる。
Some monkeys have really long tails.
直訳しなくても、この記号を書き加えるだけでも、かなりハードルが下がります。
すべての文に当てはまるわけではありませんが、このようにして練習すると、日本語の「Aの中にはBを持つものもいる」という表現は「AはBを持っている」という表現に置き換えると英語にしやすい、ということに気が付きます。
英語を難しくしている原因のひとつに、あいまい、または複雑な日本語をそのまま英語に直訳しようとすることにあります。
英語を直訳すると不自然な日本語になるのと同様に、自然な日本語を英語に直訳すると不自然な英語になります。
しかし、直訳した不自然な日本語を英語に直訳すれば自然な英語になるわけです。
英語にしやすい日本語を組み立てられるようになると、英語表現は驚くほど楽になります。
ではもう一つ取り組んでみましょう。
ジョンはいつでも自分の口座にいくら入っているか正確に知っている。
John always knows precisely how much money he has in his account.
日本語では文が長くなるほど、主語と動詞が離れてしまい、反訳が大変になります。
では直訳文を作りましょう。
John always knowsジョンは常に知っている/ precisely正確に/ how much moneyいくらのお金を/ he has彼が持っているか/ in his account.彼の口座の中に
ジョンは常に知っている/
John always knows
ジョンは常に知っている/正確に/いくらのお金を/
John always knows precisely how much money
ジョンは常に知っている/正確に/いくらのお金を/彼が持っているか/
John always knows precisely how much money he has
ジョンは常に知っている/正確に/いくらのお金を/彼が持っているか/彼の口座の中に
John always knows precisely how much money he has in his account.
何度か練習してから次の原文を反訳してみましょう。
(S)ジョンはいつでも自分の口座に(O)いくら入っているか正確に(V)知っている。
John always knows precisely how much money he has in his account.
SVO(C.O)のように基本文型が作れれば、文の8割は完成したも同然です。
英語の苦手な人は、この基本文型が作れずに苦労するために初めの1つ2つ目の単語が口から出てこないのです。
このような学習のコツを知り、方法を取り入れることで1,000、2,000以上もの英日反訳が可能となります。
私自身、この方法で学習するようになってから、過去に経験したことがないほどの集中力で学習に取り組めるようになりました。
そして、私のレッスンを受講されている方々も同様の経験をされています。
学習メソッドは完ぺきなものではありません。人によって向き不向きがあるでしょう。
しかし、どのような方法で学習するにせよ、自分のやっていることを信じることができなければ心が折れてしまいます。
結果が現れれば、そのメソッドにたいする迷いがなくなります。迷いがなくなるとレーザービームのような集中力を発するようになります。私はこれまで、そのような受講生の方々を見てきました。
結果が出るまでにかかる時間は人によって異なります。 ですので、他の人がどれくらいで結果を出しているのかを気にするのではなく、まず結果が出るまで一心不乱になって取り組んでみてください。
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