「a」と「the」の使い方を理解する
英語の冠詞「a」と「the」の正確な使い方を理解することは、自然な英語表現を身につける上で非常に重要です。このセクションでは、これらの冠詞がどのような状況で使われるか、そしてどのように使い分けるべきかを学びます。具体的な例を通じて、「a」と「the」の使い方をマスターしましょう。
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日常会話のなかでaとtheに使い方について、最低限これだけは押さえておきたい点を紹介します。
基本的に数えられる単数名詞にはa,an,theが付きます。
不特定な名詞の「ある一つの」という場合はaがつき、名詞の頭の発音が母音(あいうえお)で始める単語はanになります。
例)an apple, an umbrella 注意:スぺルではなく、発音であることに注意。
次に、話して聞き手(書き手、読み手)が共に「何であるかを認識している」名詞の場合にはtheが付きます。
Theは、話し手と聞き手が、それが何であるかを互いに認識している名詞や、我々が共通に理解している対象名詞と覚えると分かりやすい。
例)
その部屋には一人の少年がいた。
There was a boy in the room.
その少年は一冊の本を持っていた。
The boy had a book.
もし、会話の中で何の前置きもなく
There was the boy in the room.
「その部屋にはその少年がいた」
と言われると聞き手は「えっ、その少年って誰のこと?」となります。
ですから、一般的に会話や文中に初めて出てくる場合は、「a」が付き、二度目からは、「その~」と「the」に代ります。
ただし、「文中や会話の中で初めて出てきた名詞はaで次から言う場合はtheでいいんだな」という、おおざっぱな覚え方をしていると、混乱をもたらす原因になります。
なぜなら、theが付く名詞や固有名詞が存在するからです。
例えば
太陽→the sum.
月→the moon.
です。
これらの単語は、文中や会話の中で初めて出てきてもtheが付きます。
「太陽」と言えば、誰でも分かります。つまり、皆共通の認識があるわけです。
他に郵便局などの公共施設にも定冠詞のtheが使われますが、通常町にひとつしかない公共施設などの建物は、その街に住む人であれば「郵便局」と言えば、どの建物かわかるからです。
ただ、「ある郵便局」と言う場合、a post officeとなることもあります。
集合体にtheが付く場合
<国名、地名、チーム名など>
次にthe+名詞複数形になるケース。
それはグループもしくは集団をひと固まりとして指す場合。
例えば
その男の子たち→the boys.
チーム名など
ジャイアンツ→The Giants.(チームは個人の集団が一つのグループをつくっています)
田中さん一家:The Tanakas(田中さんの家族全員を指しています)
国名
フィリピン諸島→The Philippine Islands.もしくは、The Philippines.(諸島は島々が集まって一つの国を形成しています)
The U.S.A=The United States of America.(州が集まって一つの国が形成されている)
その他でthe が付く場合(特定されたものだから)
最上級
もっとも高額な車=the most expensive car