英語のスピーキング力は、正しい方法で、機械的に、量をこなして取り組めば必ず上達します。
このページでは、その具体的な方法をお伝えします。
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こちらで内容を聞くこともできます。
反訳(和文英訳)を行う際、英文を丸暗記しようとしてはいけません。
反訳(和文英訳)トレーニングの目的は次の通りです。
①文法(特に語順)を理解し、その内容を体にしみこませる。
②日本語と英語の違いを理解し、自然な英語を身に着ける。
③正しい発音を身に着ける
④瞬間に言えるフレーズを増やす
⑤応用力を養う
下記例文は当レッスンで受講生様が利用している[英検2級 出る順で最短合格単熟語EX The Japan Times出版]からの抜粋です。
和訳:彼は、彼女に起きた変化に気づいた。
英文:He noticed a change in his girlfriend.
この日本語と英文を比較した場合、「なぜこの日本文がこの英文になるのだろう?」と思う個所がありませんか? 「彼女に起きた」が" in his girlfriend"(彼のガールフレンドの中に)となっており、しっくりきませんよね。
日本語の意訳(自然な日本語)を直訳文(英語の通りそのまま訳する)にすると不自然な日本語になります。
彼女に起きた変化(自然)
彼のガールフレンドの中に(不自然)
この不自然な日本語を英語に直訳すると自然な英語になるのです。 このことに気が付くと、英語は覚えやすくなります。
まずは、①の語順をしっかりと意識しながら練習します。
主語:誰が(S)~する(V)...(O)を
次に、日本語と英語の間にはギャップを直訳で埋めます。
英訳するのに苦労する文は、日本語例文に基本5文型の記号(SVOC等)と、必要に応じて前置詞も書き込んで構いません。
下記はその具体例です。ここまで情報を加えると、英語にするのが一段と楽になります。
上記を記号に従って順に追ってゆくと、次のようになります。
「彼は気が付いた/変化に/in彼のガールフレンドの中に」
He noticed a change in his girlfriend.
いかがでしょうか、ほとんどストレスを感じずに英訳ができませんか。
何度か練習すれば、補足情報を見なくてもすぐに英語で言えるようになります。 最小限のストレスで覚えられ、かつ前置詞のinや語順が頭に焼き付くようになります。 所有格の「彼の」くらいは、書き込まなくても何例文も練習すると意識するようになります。
同様の方法で10の反訳(和文英訳)を出来るようにします。 英検3級レベルの文であれば30秒、1級レベルであれば50秒程度で英訳できるようになるまで、繰り返し練習します。
このレベルに達するまでに要する時間は、学習者のレベルによって大きく異なります。できれば、10例文を20分から30分程度で覚えられるレベルから始めたほうが良いでしょう。 難しすぎず、簡単すぎないレベルといえます。
早く先に進みたいという気持ちを抑え、これまで覚えた例文を必ず復習してから新しいものを覚えるようにします。
仮に前日10例文を50秒で反訳できたならば、翌日も50秒を切るまで練習してから新しい例文に取り組みます。
例:
1日目:10例文を1分で反訳できるようになるまで練習
2日目:前日の10例文を1分で言えるようになるまで取り組む
次の10例文の反訳練習
3日目:覚えた20例文の復習。各10例文を1分以内で言えるようになるまで練習
1日目に覚えた10例文は2,3回くらいの練習で1分以内で言えるようになっているはずです。(所要時間~3分)
2日目に覚えた例文(所要時間~5分)
次の10例文の反訳練習
4日目:1日目に覚えた10例文は早くて1回目で1分以内で言えるでしょう。
以降は同様に進めてゆきます。
1、2回程度の練習で1分以内で反訳できるようになった10例文は、2日に1回の練習で充分になります。 この方法で100例文を目指します。
このように先に進むことで、100例文に達した時には、すべてを瞬時に反訳できる状態になります。
次のステップが100例文です。
100例文の反訳が可能になったら、1日1回だけ100例文をいっきに反訳します。
この際、必ずストップウォッチで時間をはかり、月日と時間を記録します。
例:
1/1:12:00(1月1日12分)
1/2:10:00
1/3:9:30
1/4:9:00
1/5:8:00
時間が縮むにつれ、練習の頻度を2日1回、3日に1回と間隔をあけてかまいません。
7,8分で100例文の反訳が可能になると、隙間時間での復習が可能になります。
学習方法がわからず、机に向かって何となく教科書を眺めたりしてしまい、何を学んだかすらわからない、などといった経験はありませんか。
瞬間反訳トレーニングを行うと、わずか10分の隙間時間で、レーザービームのような集中力で学習に取り組めるようになります。
英検3級であれば8分台、1級レベルであれば10分台を目標にします。
さらに早くなってくると、"ゾーン"(極限の集中状態)を体験することがあります。
日本語の文頭を目にした瞬間に、そこに何が書いてあるか分かり、間髪入れずに次の文の反訳が可能になります。
100例文を7,8分台で反訳するには、ネイティブに近い速さで話さなくてはなりません。 そのレベルに達するころには、舌の動きもスムーズになり、発音が良くなっているのが実感できるでしょう。
英語舌がつくられ、さらに"ゾーン"に入ると、英検3級レベルの例文であれば100例文が5分以内、1級レベルでも6分台の反訳が可能になります。
ここまで読んでいただいてお分かりなったと思いますが、瞬間反訳トレーニングで得られる効果は次の通りです。
① 文法、特に語順を理解し、それが身体に染みこむ
② 発音強化
③ 語彙力強化
④ 英語表現の引き出しを増やす
忘れてならないのは、このトレーニングの目的は覚えることではなく、実践で使える英語を身に着けることです。 英語を使う職場や英語でフリートーキングを行っている時に、覚えた表現、または応用した英語を瞬時に話したり、書いたりすることが目標です。
1,000もの反訳(和文英訳)にたどり着くことにはリミッティング・ビリーフが心から外れていることでしょう。 リミッティング・ビリーフとは、制限を作り出す思い込みで、自分には本当に出来るのだろうか、自分には無理だ、という自分を疑うネガティブな思い込みです。
ここまでの学習内容は、いたって単純で、とても地道な作業です。 しかし、その学習の積み重ねは、小さな成功体験の積み重ねでもあります。
1,000例文の反訳が出来る頃は、それらの積み重ねが大きな自信へと変わります。
「自分の可能性はいったいどこまで広がるのだろう」という、わくわくした気持ちで英語を学習ができるようになります。
瞬間反訳高地トレーニングで成長のプロセス、限界を打ち破ってゆく体験をしてください。 成長してゆく自分を実感できることで、英語学習が楽しくてたまらなくなりますよ。